英語の序数表現である「1st 2nd 3rd 4th 5th」の読み方は、日常会話やビジネス、旅行などあらゆる場面で役立つ重要な知識です。しかし、その意味や正しい発音、スペル、使い分けのルールを知らないと、「1nd」や「2th」など誤った表記をしてしまうことも少なくありません。
本記事では、「1st 2nd 3rd 4th 5th」の読み方と意味を初心者にもわかりやすく序数の基本から応用までを解説し、確実に使いこなせるようになるためのポイントを紹介していきます。
この記事でわかること
- 1st〜5thの正しい読み方・意味と使い方
- 序数のスペル・発音ルールとよくある間違い
- 日付や記念日での自然な表現方法
- 序数と基数の違いと使い分けのコツ
1st 2nd 3rd 4th 5thの読み方と意味を基礎から解説
英語の序数は、数字の順番や順位を示す際に欠かせない表現です。「1st」や「2nd」といった形はよく目にしますが、それぞれの正しい読み方や意味、発音のポイントをご存知でしょうか。ここでは、1stから5thまでの序数を例に、初心者でも理解しやすいよう基礎から詳しく解説していきます。
1stの読み方と意味
英語の「1st」は、序数で「ファースト(first)」と読みます。これは「一番目」「第一の」という意味を持ち、物事の順序や順位を表す際に使われます。例えば「1st prize」は「第一位の賞」、「1st floor」は「一階」という意味になります。
日本語では単に「1」と言っても順序か数量か文脈で判断しますが、英語では数字の後ろに「st」を付けることで「順番」を明確にします。書き方も必ず数字とセットで「1st」と表記し、文章では頭文字を小文字にして「first」と綴ります。
日常会話でも「This is my first time.(これは私の初めてです)」のように頻繁に登場するため、読み方と意味は早めに覚えておくと便利です。
2ndの読み方と意味
「2nd」は「セカンド(second)」と読み、「二番目」「第二の」という意味を持つ序数です。
順位や順序を表すだけでなく、日常的な場面では時間や回数にも使われます。例えば「2nd place」は「第二位」、「2nd day」は「二日目」という意味です。
スペルは「second」で、発音記号は /sekənd/。特に「セカンド」の「カ」の部分は短く発音し、英語では「セコン(d)」に近い響きになります。また、序数としての意味のほかに、単独で「second」が「秒」を意味する名詞としても使われるため、文脈で判断する必要があります。
海外旅行や英語学習で「順序」を説明する場面は多いため、この2ndの正しい読み方と意味を覚えておくとスムーズに会話できます。
3th・3rdの正しい表記と読み方
英語で「三番目」を表す正しい序数表記は「サード:3rd(third)」です。「3th」という書き方は間違いで、文法的には存在しません。序数の語尾は数字によって決まり、1は「st」、2は「nd」、3は「rd」、それ以外は「th」を付けます。このルールを知っておけば、ほとんどの序数を正しく書けるようになります。
読み方は「サード(third)」で、発音記号は /θɜːrd/。日本語にはない「th」の発音がポイントです。舌先を前歯の間に軽く挟み、息を出しながら発音します。この発音が苦手な日本人は多いですが、鏡の前で口の形を確認しながら練習すると上達が早まります。
たとえば「3rd floor(3階)」「3rd place(3位)」のように、順位や順序、階数など幅広い場面で使用されます。正しいスペルと発音をセットで覚えておくと、自信を持って使えるようになります。
4th・5thなどの発音の注意点
「4th(fourth)」や「5th(fifth)」は、見た目以上に発音が難しい単語です。特に「fourth」は /fɔːrθ/ と発音し、最後の「th」をしっかり息を出しながら発音するのがポイントです。一方で「fifth」は /fɪfθ/ で、「f」が2回出てきたあとに「th」が続くため、舌や唇の動きがスムーズでないと発音がもたつきやすくなります。
「fourth」は「フォース」ではなく、母音の伸びや語尾の音が異なるため注意が必要です。「fifth」では、多くの日本人が「フィフス」と発音しますが、実際には「フィフθ」に近い音になります。
例として、「4th anniversary(4周年記念)」や「5th grade(5年生)」などが日常英会話や学校生活でよく使われます。発音に自信がない場合は、ネイティブ音声を繰り返し聞き、口の形や舌の位置を真似しながら練習すると効果的です。
序数を使う日付表現の例
英語では日付を表す際に、数字だけでなく序数を用います。例えば「January 1st」は「1月1日」、「July 4th」は「7月4日」となります。このとき、「1st」は「ファースト」、「4th」は「フォース」と読みます。
アメリカ英語では「July fourth」のように月を先に、イギリス英語では「the fourth of July」のように日を先に言うことが一般的です。また、口語では「on the 1st of May(5月1日に)」のように前置詞「on」を付けるのが自然です。
例えば、
- My birthday is on the 2nd of March.(私の誕生日は3月2日です)
- We will meet on the 15th of June.(私たちは6月15日に会います)
このように、日付の読み方は国や地域によって異なるため、場面に応じて使い分けることが大切です。
1st 2nd 3rd 4th 5thを正しく使うための応用知識
序数の基本を理解したら、次は実際の英会話や文章で間違えずに使うための応用知識が必要です。ここでは、スペルや発音のルール、間違えやすい表記、記念日や誕生日での活用法、さらに覚えやすくするコツや基数との違いまでを網羅的に解説します。これらを押さえておけば、より自然で正確な英語表現が可能になります。
序数のスペルと発音ルール
序数の綴りには一定のパターンがあります。1は「first」、2は「second」、3は「third」ですが、4が「fourth」のように、ほとんどの数字に「-th」が付きます。1・2・3だけは「st」「nd」「rd」となる特殊ルールがあります。また、11・12・13は例外的に「11th」「12th」「13th」となり、「11st」や「12nd」などは誤りです。
発音でも注意が必要です。特に「th」の音は、日本語にはない発音で、舌先を前歯の間に軽く置き、息を出して発音します。また、語尾が「-th」でも、単語によって母音の長さや強勢位置が変わるため、単純に読み替えるだけでは通じにくい場合があります。
このルールを理解しておけば、新しい数字でもスムーズに序数へ変換でき、会話や文章で正しく使えるようになります。
間違いやすい1nd・2th・11stとは
英語の序数では、数字に応じた正しい語尾(st, nd, rd, th)を付ける必要があります。しかし、英語学習者がよく犯す間違いとして「1nd」「2th」「11st」などがあります。これらはすべて誤用で、正しくは「1st」「2nd」「11th」です。
間違いの原因は、数字の末尾だけを見て安易に語尾を付けてしまうことにあります。例えば、11は末尾が1でも例外的に「th」を付けます。同様に、12は「12th」、13は「13th」となります。これは英語の序数が特殊な規則を持つためです。
このルールを覚えるコツは、11・12・13は必ず「th」という例外を意識することです。表や一覧を作って練習すると、間違いを減らすことができます。
アニバーサリーや誕生日での使い方
英語では、記念日や誕生日を表す際にも序数が頻繁に登場します。例えば「1st anniversary」は「1周年記念」、「25th birthday」は「25歳の誕生日」を意味します。
このときの読み方は、数字部分を序数として発音し、その後に「anniversary」や「birthday」を続けます。例えば「10th anniversary」は「テンス・アニバーサリー」、「30th birthday」は「サーティエス・バースデイ」となります。
また、公式な文章や招待状では「We are celebrating our 50th wedding anniversary.(私たちは50回目の結婚記念日を祝います)」のように使われます。日常会話でも「Today is my 3rd anniversary at this company.(今日は私がこの会社に入って3周年です)」のように自然に登場します。
こうした表現を覚えておくと、祝いや記念の場面でスムーズに英語が使えるようになります。
序数の一覧と覚え方のコツ
英語の序数は1から20程度までを覚えてしまうと、その後はほぼ規則的に作れるようになります。代表的な序数の一覧は以下の通りです。
1st(first)、2nd(second)、3rd(third)、4th(fourth)、5th(fifth)、6th(sixth)、7th(seventh)、8th(eighth)、9th(ninth)、10th(tenth)、11th(eleventh)、12th(twelfth)、13th(thirteenth)、… 20th(twentieth)
21以降は「21st(twenty-first)」のように、十の位+ハイフン+一の位の序数を組み合わせます。
覚え方のコツは、まず1〜13までをしっかり暗記することです。その後、規則的なつづりや発音のパターンを身につければ、21以降は自然と作れるようになります。語尾変化や不規則な綴り(fifth, eighth, twelfthなど)に注意しながら練習しましょう。
序数と基数(数字)の違いと使い分け
英語には「序数(ordinal numbers)」と「基数(cardinal numbers)」があります。序数は「順番」を表し、基数は「数量」を表します。例えば「three」は基数で「3個」、「third」は序数で「3番目」という意味です。
使い分けの例として、
- 基数:I have three cats.(私は猫を3匹飼っています)
- 序数:This is my third cat.(これは私の3匹目の猫です)
日付や順位、階数などは序数を使い、物の数や年齢などは基数を使うのが基本です。ただし、年号や時間など一部例外もあります。
この違いを理解することで、英語の文章や会話の正確さが格段に上がります。序数と基数を混同すると意味が変わってしまうため、注意が必要です。
まとめ
今回は、「1st 2nd 3rd 4th 5th」の読み方と意味を初心者にもわかりやすく序数の基本から応用までを解説し、確実に使いこなせるようになるためのポイントを紹介してきました。
この記事のポイントをまとめます。
- 1stは「first」、2ndは「second」、3rdは「third」と読み、それぞれ順序を表す
- 「3th」は誤りで、正しくは「3rd」
- 4th(fourth)、5th(fifth)は発音が難しく、「th」の音に注意が必要
- 英語では日付表現に序数を用いる(例:July 4th)
- 序数の語尾は数字ごとに決まり、1はst、2はnd、3はrd、それ以外はth
- 11・12・13は例外的にすべてthを付ける(11th, 12th, 13th)
- 「1nd」「2th」「11st」などはすべて誤り
- 記念日や誕生日も序数で表す(例:1st anniversary)
- 1〜20までの序数を覚えると、その後は規則的に作れる
- 序数(順番)と基数(数量)の違いを理解し使い分けることが重要
英語の序数は一見複雑に感じますが、基本ルールと例外を押さえれば、正しく使いこなすのは難しくありません。特に日常会話や日付・記念日の表現では頻繁に登場するため、発音やスペルのパターンをしっかり身につけておきましょう。正しい序数表現を使えることで、英語でのやり取りがよりスムーズかつ自然になります。