ダイソーをはじめとする100均ショップやホームセンターで手に入る「発泡スチロールブロック」は、手軽さとコストパフォーマンスからDIY愛好家に人気のアイテムです。
しかし、「強度は本当に大丈夫?」「ベッドや棚に使える?」「ニトリやセリア製と何が違う?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ダイソーの発泡スチロールブロックの強度にフォーカスし、他社製品との比較や活用例、購入先まで幅広く解説します。
「ダイソー 発泡スチロール ブロック 強度」についてのリアルな情報を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること:
- ダイソーと他社製(ニトリ・セリアなど)の発泡スチロールブロックの強度の違い
- 棚やベッド、テレビ台に使用できるかの耐荷重と使い方
- コーナンやコメリ、ナフコなどホームセンターとの比較
- 購入場所やサイズ、本物のレンガや素焼きレンガとの比較ポイント
ダイソーの発泡スチロールブロックの強度の実力を他社製品と比較
発泡スチロールブロックは手軽に使える一方で、その強度に不安を感じる方も少なくありません。特に、ニトリやセリアといった他社製品と比べて、どれほどの違いがあるのかは気になるところです。この章では、ダイソー製品の実際の耐荷重や使用する際の向きによる安定性、さらには強度を維持するためのポイントについて詳しく見ていきましょう。
ダイソーとニトリ・セリアのブロック強度の違い
ダイソーの発泡スチロールブロックは、手軽に手に入るアイテムとして人気がありますが、気になるのはその「強度」。同じく低価格帯で有名なニトリやセリアの商品と比べて、どのような違いがあるのでしょうか。
まず、ニトリの商品はインテリア用途が中心で、強度よりもデザイン性やサイズのバリエーションが重視されています。一方、セリアの発泡スチロール系アイテムはクラフト向けで、小さめサイズが多く、耐久性よりも加工のしやすさに優れているのが特徴です。
ダイソーのブロックはというと、比較的大きめサイズで、ホームセンターの商品と比べると強度は劣りますが、100均商品の中では厚みや密度に優れており、棚や簡易テーブルの土台など軽度のDIY用途には十分耐えられます。
特に注目すべきは「密度の違い」です。ダイソーのブロックは、同価格帯の他社製品よりも硬く、つぶれにくい素材を使用しているため、ちょっとした家具の土台にも使用可能です。もちろん重たい家具や高所での使用には不向きですが、コストパフォーマンスを考えるとバランスの取れた選択肢と言えるでしょう。
耐荷重はどれくらい?具体的な数値で検証
ダイソーの発泡スチロールブロックを実際に使う前に、気になるのが「耐荷重」。結論から言うと、製品自体に明確な耐荷重の表記はないものの、使い方や配置によっては10kg〜30kg程度まで耐えられるとされています。
例えば、4個のブロックを均等に配置し、その上に板を置いて棚のように使った場合、板がたわまなければ20kg程度の荷重には耐えられるケースがあります。ただし、ブロックが一点に力を受けるような使い方をすると、圧縮によってひび割れたり変形するリスクが高まります。
実際にユーザーのレビューやDIY動画などでも、「観葉植物の台に使っている」「軽いテレビ台として問題なく使えた」といった声が多く見られます。特に均等に荷重が分散される環境では、ブロック自体に大きなダメージが生じにくく、比較的長持ちするという傾向があります。
ただし、屋外など湿気が多い場所や高温になる場所での使用は、素材が劣化しやすくなるため注意が必要です。また、重いものを載せる場合は、必ず下に板を敷くなどして力を分散させる工夫をすると、より安全に使うことができます。
使用する向きで変わる強度の安定性
発泡スチロールブロックの強度は、実は「向き」によって大きく変わります。ダイソーの製品も例外ではなく、設置方向を間違えると、せっかくのブロックも十分な耐荷重性能を発揮できません。
ブロックには、内部に空気を含む気泡構造があります。この構造は、縦方向よりも横方向に力を受けるように作られていることが多く、縦置きにした場合、圧力が一点に集中しやすくなり、つぶれやすくなる傾向があります。
たとえば、DIYで棚やベッドの土台として使う場合は、ブロックの広い面を地面につける「横置き」が基本。これにより荷重が全体に分散し、安定性が格段に向上します。逆に縦に立てて使うと、力が一点に集中しやすく、重さに負けてひびが入ったり割れてしまう危険性があります。
また、滑り止めシートを敷いたり、床との接触面にゴムを貼るなどのちょっとした工夫を加えることで、横方向の滑りやすさも防止でき、より安全に使用できます。向きの違いを理解することで、見た目は同じでも耐久性が格段に変わることを覚えておきましょう。
軽さと強度のバランスはどうか?
ダイソーの発泡スチロールブロックの大きな魅力の一つが、その「軽さ」。片手で簡単に持ち運べるほど軽量で、DIY初心者でも手軽に扱えます。しかし、軽い=弱いという印象を持つ人も多いのではないでしょうか。
実際には、軽さと強度のバランスは非常に良く設計されています。密度の高い発泡スチロール素材を使うことで、軽量でありながらもある程度の荷重に耐える構造になっています。つまり、見た目以上に頑丈で、日常用途であれば安心して使えるのです。
特に便利なのは、「持ち上げやすさ」と「加工のしやすさ」。ノコギリやカッターでも簡単に形を整えられるため、棚の高さに合わせてカットするのも容易です。この扱いやすさは、木材やレンガにはない大きな利点です。
ただし、強度を求めすぎる場面、たとえば体重をかける踏み台や大型家具の脚などには不向きです。その場合は、補強材を使うか、別素材との併用を検討するのが無難です。目的に合わせて適材適所で使えば、軽さと強度のバランスが非常に生きる素材と言えるでしょう。
強度を保つための使い方と注意点
ダイソーの発泡スチロールブロックはコスパが良くて便利ですが、正しい使い方をしなければその強度を十分に活かすことができません。耐久性を引き出すには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
まず、最も重要なのが「荷重の分散」です。1点に重さが集中すると圧縮されてひび割れの原因になります。そのため、板やベース材を敷いて力を分散させることで、ブロックにかかる負担を大幅に軽減できます。これは棚やテレビ台、ベッドの脚などに使う際にとても有効です。
次に「湿気と直射日光の対策」。発泡スチロールは基本的に水に弱く、吸湿すると劣化が早まります。また、高温になる場所や日当たりの良い場所では、素材が変形したり変色する恐れもあります。室内での使用や、屋外であればシートをかけるなどの工夫が必要です。
さらに「長期使用を前提としない」ことも大切です。仮設的な使い方には向いていますが、何年も放置するような設置方法には不向き。定期的に状態をチェックし、ひびや劣化があればすぐに交換することで、安全に使い続けることができます。
ダイソーの発泡スチロールブロックの強度を活かした便利な使い道
ブロックの強度が十分であれば、その活用範囲は驚くほど広がります。ダイソーの発泡スチロールブロックも例外ではなく、工夫次第で家具や屋外設備として多彩に応用できます。
この章では、棚やベッド、テレビ台などの家具DIYから、庭や踏み台といった屋外での使用例、さらにはホームセンター製品との違いやレンガ素材との比較まで、実用的な視点からご紹介していきます。
棚・ベッド・テレビ台など家具DIYでの活用例
発泡スチロールブロックはDIY初心者にとってとても心強いアイテムです。特に棚やベッド、テレビ台などの家具作りにおいては、その軽さと加工のしやすさが大きなメリットになります。
例えば「簡易棚」を作る際、2~4個のブロックと板を組み合わせるだけで完成します。塗装やシールで装飾すれば見た目もオシャレに仕上がり、部屋のインテリアとしても活躍します。また、板を差し込むだけなので、高さの調整も簡単です。
ベッドの場合は、マットレスを支える土台として使用することができます。ただし、体重がかかるため、必ず複数のブロックを均等に配置して荷重を分散させる必要があります。ブロックの上にしっかりとした板材を敷くことで、より安定した作りになります。
テレビ台として使う場合も同様で、重さに応じて個数や配置を工夫することで十分な強度が得られます。小型のテレビであれば問題ありませんが、大型テレビや周辺機器を載せる際には、必ず強度の確認をしてから使用するようにしましょう。
このように、ダイソーの発泡スチロールブロックは、工夫次第で実用性の高い家具パーツとして活用できます。簡単に作れるうえにコストも抑えられるので、初心者DIYには最適な素材です。
庭や踏み台など屋外利用は可能か?
ダイソーの発泡スチロールブロックは屋内での使用がメインですが、「庭」や「踏み台」などの屋外利用もできるのか気になる方も多いはずです。結論としては、一時的・軽作業用であれば使用可能ですが、長期使用には不向きです。
まず庭での活用について。ガーデニング用の植木鉢スタンドや、ちょっとした台として一時的に使う分には問題ありません。ただし、発泡スチロールは紫外線や雨に弱く、時間が経つと劣化や崩壊のリスクが高くなります。そのため、日差しや雨風が直接当たらない場所での使用、あるいは防水シートやカバーでの保護が必要です。
踏み台としての使用についても注意が必要です。たとえば短時間の軽い作業であれば使えなくはないものの、ブロックに体重をかけるとつぶれるリスクがあります。特に縦置きや狭い接地面での使用は危険です。滑り止め加工や補強材と併用して使うのが最低条件となります。
屋外で使用するなら、耐候性のある他素材(例:素焼きレンガや木材)と組み合わせ、発泡スチロールは補助的な位置づけで活用するのが理想的です。コストは抑えつつも、安全性を確保することができます。
ホームセンターやコメリ・ナフコとの違い
ダイソーの発泡スチロールブロックと、ホームセンターやコメリ、ナフコなどで販売されている類似商品を比較すると、最大の違いは価格と素材のグレードです。
ダイソーの商品は1個100円~200円という圧倒的な安さが魅力で、手軽に試すには最適です。一方、ホームセンターのブロックは、価格が高めな分、密度が高く強度にも優れているものが多く、屋外や重量物にも耐える設計がされています。
コメリやナフコなどの店舗では、建築資材としての発泡スチロールブロックも取り扱っており、サイズ展開や耐熱性、防水性など、より専門的な性能が求められる場面に対応しています。こうした製品は、DIY上級者や業者向けの仕様とも言えるでしょう。
また、ホームセンターの商品は耐荷重や用途がしっかり記載されていることが多く、安心して購入できるという利点もあります。ダイソーのブロックは「とりあえず使ってみる」「軽量の用途に限定する」といった場合に適しており、求める性能によって使い分けることが大切です。
コスト重視ならダイソー、性能重視ならホームセンター。目的に応じた選択が、DIYや作業の成功を左右すると言えるでしょう。
どこで売ってる?売り場情報と選び方
ダイソーの発泡スチロールブロックを探している方にとって、「どこで売ってるのか?」というのはまず最初の疑問ですよね。実際には、取り扱いのある店舗とない店舗があるため、少し注意が必要です。
まず基本的に、大型店や郊外の店舗であれば比較的在庫が豊富な傾向にあります。インテリアやDIY用品の売り場に置かれていることが多く、同じコーナーに板材や接着剤などの関連商品も並んでいるケースが多いです。
一方で、都市部の小型店舗や駅ナカのショップではスペースが限られており、ブロックのような大型商品は置いていないことが多いです。この場合は、ダイソー公式サイトやアプリで事前に在庫を確認するのが効率的です。
また、店舗によっては「期間限定商品」や「地域限定入荷」として扱われている場合もあるため、見つけた時にまとめて購入しておくのもひとつの手です。店員さんに尋ねれば、他店舗への取り寄せ対応をしてくれるケースもあります。
選び方としては、「サイズ」「密度」「仕上がり面」の3点がポイントです。少しでも硬さがあり、表面が滑らかであるものは強度も高く、DIYで使いやすいです。陳列されている中から手で触って比べてみると、違いがよくわかります。
サイズや素焼きレンガとの比較ポイント
ダイソーの発泡スチロールブロックを選ぶときには、「サイズ感」と「他素材との違い」も確認しておくと安心です。特に、素焼きレンガとの違いを理解しておくことで、より適切な使い方ができます。
まずサイズですが、ダイソーの商品は比較的コンパクトで扱いやすく、30cm程度の長方形タイプが一般的です。重量も非常に軽いため、手軽に持ち運べて作業中のストレスが少ないのがメリットです。
一方、素焼きレンガは小ぶりながらもずっしりと重く、耐久性に優れているため、花壇の縁や外構など、屋外での使用に向いています。ただし、その分加工には手間がかかり、切断には専用の道具が必要です。
比較すると、ダイソーのブロックは室内向き、素焼きレンガは屋外向きという使い分けが基本です。特に家具の土台や仮設の台として使いたい場合には、軽くて加工しやすいダイソー製が適しています。
また、費用面でも大きな違いがあります。素焼きレンガは1個あたり数百円するのに対し、発泡スチロールブロックは100円台で購入可能。大量に使いたいときや、加工の自由度を重視したいときには、ダイソーの方がメリットは大きいと言えるでしょう。
コストを抑えて使えるコメリ・ナフコとの違い
ダイソーの発泡スチロールブロックと同様の製品は、コメリやナフコといったホームセンターでも取り扱われています。ただし、それぞれの店舗には特徴や用途の違いがあり、目的に応じた選び分けが重要です。
まずコメリでは、DIYや農作業向けの資材が充実しており、発泡スチロールブロックもやや業務用寄りの仕様が多い傾向です。価格はダイソーより高いものの、強度や耐候性、サイズのバリエーションに優れている商品が多く、屋外使用を前提に選ぶならコメリが適しています。
一方、ナフコではガーデニングやインテリア関連の商品も豊富で、比較的デザイン性のある発泡スチロールブロックが手に入ることがあります。見た目にもこだわりたい方や、屋外と室内を兼用したいという方にとっては、ナフコの商品が選択肢に入るでしょう。
ダイソーの商品は、あくまで「軽作業向け」「仮設的利用」が前提ですが、コメリやナフコは「中長期利用」「屋外対応」が可能なグレードの商品が多いため、使用環境や目的を明確にしたうえで比較するのがベストです。
コストを最重視するならダイソー、性能と安心感を求めるならホームセンター系を選ぶという使い分けが、満足度の高いDIYには欠かせません。
本物志向に応えるなら素焼きレンガや他素材も検討を
ダイソーの発泡スチロールブロックは手軽で便利ですが、より本格的な施工や長期使用を考える場合は「本物の素材」も選択肢に入れておくと安心です。
たとえば「素焼きレンガ」。見た目の質感が高く、風合いが美しいため、ガーデンや玄関周りなど“見せる場所”での使用にぴったりです。また、重さがある分、安定感が高く、風や振動にも強いため、長く使いたい場所には最適です。
また、木材やコンクリートブロックなども人気があります。木材は加工しやすくナチュラルな印象を与えられますが、湿気に弱い点には注意が必要です。コンクリートブロックは屋外や重いものを載せる用途に適しており、耐久性を最優先する場合には頼もしい存在です。
本物素材と比較したとき、ダイソーのブロックはあくまで「仮設・短期利用・軽作業向け」と位置づけるのが適切です。用途をはっきりさせたうえで、必要に応じて素焼きレンガや他素材との併用を考えると、見た目と機能のバランスが取れた仕上がりになります。
安価で済ませたい箇所はダイソー、本格施工には本物素材。この組み合わせで、賢くDIYを楽しむことができます。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- ダイソーの発泡スチロールブロックは手軽ながら、使用方法次第で十分な強度を発揮
- ニトリやセリアの製品と比較すると、耐荷重や用途にやや差がある
- 使用する向きによって強度の安定性が変わるため設置方向に注意
- 軽量で扱いやすいが、耐久性を保つための工夫が必要
- 棚やベッド、テレビ台などのDIYに活用可能
- 庭や踏み台など屋外利用も素材の特性を理解すればOK
- コーナンやナフコ、コメリなどのホームセンター製品と価格・性能面で比較ができる
- 売り場情報を事前に確認することで効率よく購入可能
- サイズや重さは商品により異なるため事前チェックが重要
- 素焼きレンガとの比較で、見た目や本物志向に応じた選択が可能
発泡スチロールブロックは、その軽さと加工のしやすさから、さまざまな用途で活躍できる素材です。ダイソーをはじめとした100均ショップでも手軽に手に入るため、DIY初心者から上級者まで多くの人にとって便利なアイテムと言えるでしょう。強度や耐荷重の特性を理解し、適切な使い方をすることで、安全かつ実用的に活用することができます。この記事が、あなたのDIYライフに役立つ参考になれば幸いです。